3歳の時に猩紅(しょうこう)熱で難聴になり、41歳で完全に失聴した中園秀喜(なかぞのひでき)さん (59)。昨年5月、前立腺がん治療で20日間入院したとき、病院が聴覚障害に無理解なことに、がく然とした。
入院生活で感じた不便さ、聴覚障害への理解を訴える「拝啓 病院の皆様――聴覚障害者が出合うバリアの解消を」(現代書館)を3日の「耳の日」に合わせて出版した。
聴覚障害者にとって病院は目に見えないバリアだらけ。診察の呼び出しは聞こえず、エックス線検査の音声案内もわからない。「聞こえません」と訴えると、耳元で大声を出せば通じると誤解される。筆談を頼むと、難解な医学用語を並べられる。
病室のテレビも電話も使えない。ナースコールを押すが、看護師の返事は聞こえない。コミュニケーションできない疎外感を「格子なき監獄」と表現した。
厳しい指摘の数々は、期待の裏返しでもある。障害者は誰しも、安心して病院にかかりたいと願う。「医師が、知識として障害を知っているだけでは駄目です。バリアに気づき、バリアをなくすための行動が大事なんです」
91年に福祉機器を製造・販売するワールドパイオニア社(東京・中野)を設立。聴覚障害者のための目覚まし時計や火災報知機、携帯できる簡易筆談器などを開発し、アイデア社長としても知られる。「お客様のクレームは会社の良薬」という信念は、医療関係者の耳に届くだろうか。 バリアフリーの概念が福祉の世界ではもう浸透しきっているけれど、医療ではまだまだ・・・という感じだろうね。今のケアプランなんかでも、出来るだけ平易な言葉で、専門用語を使いすぎないのが一般的になっているから(Pトイレとか、ADLとか使ってませんか?一流ケアマネの皆様?)。こういうバリアを作らないためには各々の障害を理解することが必要だし、かなりの勉強が必要。学ぶことを辞めてはいけません。
バリアを破るのもケアマネの仕事、じゃないのかな?俺はそう思うけれどね。
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